湘南から地方公務員がお届けします!

湘南エリアに勤務する地方公務員のしゅーが日常をお届けします。

定時退庁は幻??公務員の残業事情!

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みなさんおはようございます!こんにちは。しゅーです。

 

今回は学生のみなさんが就職するにあたって気にはなるけど、あまり積極的に聞けない「残業事情」について書いていきます。

1.公務員はホワイト?

  • 公務員って9時から17時までの勤務でしょ?
  • 定時に帰ってプライベート充実でしょ?

こんなことを私も就活を終えた際に、友人から言われました。また両親世代もこんな印象を漠然と持っていたようです。いわゆるホワイト企業というイメージでしょうか?しかし、これは昔々のイメージです。近年では公務員であっても残業はします。河野元大臣の動向によって、かなり注目されている分野でもあります。

実際に私のある1年に注目して、実情について書いていきます。

2.とある公務員の年間残業数

前提としていわゆる上限規制の施行前です。また、人事部門に配属されていた時期の数字になります。私の勤務している役所では人事部門は比較的激務と言われる部署です。(括弧書きで、現在の場所での時間も載せます。現在は残業がほとんどない場所になります。)

  • 4月:82時間(12時間)
  • 5月:63時間(2時間)
  • 6月:39時間(1時間)
  • 7月:24時間(0時間)
  • 8月:29時間(0時間)
  • 9月:42時間(0時間)
  • 10月:47時間(3時間)
  • 11月:39時間(0時間)
  • 12月:44時間(3時間)
  • 1月:48時間(5時間)
  • 2月:49時間(0時間)
  • 3月:73時間(4時間)

いかがでしょう?この数字を見ただけでもイメージが変わった!という人もいるのではないでしょうか。笑

自分でもこれは働きすぎだと思います。笑

ここまで書いておいてなんだよという話ですが、配属によって大きく異なります。繁忙期も根本的な事務量も変わりますし、同じ配属でも年によって大幅に事務量が増減することもあります。

3.残業代って出るの?

出ます。

 

これは自治体によっても異なりますが、私の所属では申請から承認までがシステム化されてますので、しっかりと申請することで毎月支給されています。

ただし、必ずしも定時から退庁までの時間を100%つけることはなかったりします。なぜなら、必ずしもその時間すべてを集中していたとは言えないこともあるからです。

また別の記事で残業代について、計算方法などを書いていこうと思っておりますが、残業時間に対しては通常の賃金単価の少なくとも1.25倍の金額が支給されます。であるならば、やはりしっかりと集中をしてやり切る必要があると考えている職員が多いように感じます。(これが行きすぎるといわゆるサービス残業の温床になりかねないですが、、、)

期日が迫っていて長丁場になりそうな日には少し食料を買いに行ったり(これは休憩時間当てています)、少し体を伸ばしながらゆったりと集中を高めていったり、という時間もあったりますからね💦

良い言い方ばかりしていても仕方ないので、少し悪い側面も書いてみます。

少しの残業では時間外勤務申請をしない雰囲気があったりします。激務部署ではなおさらです。日頃から21時,22時まで残業するのが当たり前の部署で19時や20時前までに終わるような日は残業に入らないと考えている雰囲気があったりしますね。この辺りは勤怠管理のシステム化などが進み改善傾向にはあるということですが、、、

 

4.ブラック化?残業が増えた背景は?

横道に逸れますが、

残業が多い=ブラック

このイメージは多くの人が持っているように思います。個人的にはこれは直ちには成立しないと思っていますし、実際に多くの人がそう感じてはいるのではないでしょうか?サービス残業の温床と化していたり、ある部署にだけ仕事が偏りすぎていて改善の施策を打つ気がなかったりすれば、それはブラックと言えるかもしれませんが。。。

 

5.まとめ

ここまで公務員の残業事情について書いてきました。激務(と言われる)部署やそうでない部署の両方を経験してきましたが、正直民間企業より恵まれているのは間違いないと思います。その上で、社会一般のイメージよりは厳しい環境で働いていると感じることもあります。

できれば残業はしたくない!

ですし、しない方が良いに決まっています。

一方で求められる水準まで仕事が終わらなかったり、突発的に対応しなければならないこと(まさに現下のコロナ対応が当てはまります)があれば当然残業をしなければなりません。

もし、この記事を見ていていただいている方で今後公務員になろうと思っている方がいたとすれば、残業時間だけで就職先を考えないで欲しいです。もちろん、仕事だけに主眼を置いた人生にする必要はありません。私生活の時間を充実という観点では、残業時間も十分考慮すべき点だと思います。

ただ、どこで誰と何のためにどんなことをするかということも非常に重要だと思います。退屈な仕事より、自分がいきいきできる仕事を選んで欲しいと思います。

所詮仕事も自分の人生を楽しむための一つのパーツだと私は考えています。どうせならやりがいのある仕事を残業があったとしても、思い切りやって職場から離れたら思いっ切り遊ぶ!

こんな考え方で就職先を選んでみてください。

 

それでは!次回あたりは仕事を楽しくシリーズを書いてみようと思います。

元人事らしく残業代の計算方法とかも書いてみようかな?とも思っていますので、その際はぜひお読みください。

 

それでは本日もお読みいただき、ありがとうございました!

もしよろしければ読者になるを押していただけると嬉しいです😂笑